消化器内科について
消化器内科では、消化器系に発生する様々な疾患や状態を診断、治療します。消化器系とは、口から始まり食道、胃、小腸、大腸、直腸、肛門に至る消化管と、肝臓、胆のう、膵臓などの消化吸収を手助けする臓器が含まれます。例えば、食道炎(胃食道逆流症)、胃炎や胃・十二指腸潰瘍、大腸炎、胆石症や肝炎、肝硬変などの肝疾患、膵炎、消化器がん(胃がん、大腸がん、膵がん、肝がんなど)に加え、検査では異常がないのに腹痛や便秘・下痢などの症状が続く、機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群などの機能性消化管疾患も扱います。
また消化器内科ではこれらの症状に対して、内視鏡検査(胃カメラや大腸カメラ)、超音波検査、CT、MRI、血液検査などのさまざまな方法で診断を行い、薬物療法、食事療法、生活習慣の改善、必要に応じて内視鏡的処置や手術で治療を行います。
消化器内科では、消化器系の疾患が原因で生じる症状や不快感を軽減し、患者さんの生活の質を改善することを目的としています。
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~13:00 | ◯ | ◯ | ― | ◯ | ◯ | ◯ | ― |
15:00~18:00 | ◯ | ◯ | ― | ◯ | ◯ | ― | ― |
※土曜午前: 9:00~14:00
※水曜・土曜午後・日曜・祝日休診
消化器内科を受診する主な症状
- 喉の違和感、つかえ感
- 胸やけ
- 胃痛、腹痛
- 腹部膨満感、もたれ感
- 吐き気、嘔吐
- 吐血(血を吐いた)
- 便秘・下痢
- 血便(赤や黒い便が出た)
- 黄疸(目や皮膚、尿が黄色い)
- 倦怠感、疲労感
- 食欲不振
- 体重減少
主な疾患
消化器内科の疾患は、さまざまな臓器に影響を与えるものであり、それぞれの臓器ごとに分類されます。
咽喉頭
- 咽喉頭がん
- 咽喉頭異常感症
食道
- 食道炎、胃食道逆流症(GERD)
- 食道がん
- 食道静脈瘤
- アカラシア
胃
- 胃炎(慢性胃炎や急性胃炎)
- 胃潰瘍
- 胃ポリープ
- 胃がん
- ヘリコバクタピロリ感染症
- 機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)
小腸
- 小腸炎、小腸潰瘍
- クローン病
- 小腸腫瘍(小腸がん、リンパ腫など)
- イレウス(腸閉塞)
大腸
- 大腸がん(結腸・直腸がん)
- 大腸ポリープ
- 大腸炎(感染性、薬剤性など)
- クローン病
- 潰瘍性大腸炎
- 過敏性腸症候群(IBS)
- 大腸憩室症
- イレウス(腸閉塞)
肝臓
- 慢性肝炎(B型、C型肝炎など)
- 急性肝炎(A型肝炎、薬剤性肝炎など)
- 自己免疫性肝疾患
- 脂肪肝(アルコール性、非アルコール性)
- 肝硬変
- 肝臓がん(原発性、転移性など)
胆のう・胆管
- 胆石症(胆のう結石、胆管結石)
- 胆のうポリープ
- 胆のう炎(急性、慢性)
- 胆管炎(胆石性、自己免疫性など)
- 胆のうがん
- 胆管(胆道)がん
膵臓
- 急性膵炎(胆石性、アルコール性など)
- 慢性膵炎、膵石症
- 膵臓がん
- 膵内分泌腫瘍(インスリノーマなど)
- 膵嚢胞
- 膵管異常
これらは一部であり、消化器内科医が扱う疾患の代表的なものです。それぞれの疾患はさまざまな原因や症状を持ち、治療方法も異なります。